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プロ棋士の思考術 依田紀基著 PHP新書 [上達のヒント]

本書は囲碁の先生の本だ。このブログでは将棋のことを書くことが多いが、囲碁もちょっと好きだ。

依田さんは現在無冠ながら、いつも注目している。本書はその応援したい気持ちと立ち読みでは面白すぎで買った。

プロ棋士の思考術 (PHP新書 531)

プロ棋士の思考術 (PHP新書 531)

  • 作者: 依田 紀基
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/06/14
  • メディア: 新書

棋士はテレビの対局ぐらいしか見られないので、物事をどのように考えているかとか、生い立ちなどはほとんど知ることはできない。(羽生さんは別格ですけど)

本書では彼の生の姿がかなり書かれているので、囲碁に興味がない人でも読めると思う。

私が気になった点は以下の通り。

1.碁が弱い碁打ちの人生ほど、みじめなものはない。

2.名人になりたければ、なる前から名人の心を持って、そのように振る舞えばよい。

3.心で負ければ、現実でも負ける。

4.勝負師にとって、恐るべきは虚仮の一念の希薄化である。

5.希望に向かう船にはどんな風も順風に働く。

6.イチローは「バッターボックスに立たないと見えない風景がある」と言った。

7.ツキを得たいなら、親孝行せよ。

8.碁が強くなるには感動しなくてはならない。

9.答えのないものを考え続ける習慣が人間を強くする。

10.途中経過に悲観することはない。

このほかに、依田先生は、これからの社会の向かう方向性を示唆している。それは「プロフェッショナルな社会」と言うことだ。

このことは、梅田望夫さんや田坂広志先生も書かれている。自分の職業が何であれ、自分がその道でプロであると言えるレベルと目指していこう。


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