「仕事を加速する技術」 梅津信幸著 [上達のヒント]
非常に参考になった。あえて言わせていただくと「超整理法」バージョン2とも読んでいい内容だ。「超」整理法(野口悠紀雄著)の読者や「超」整理手帳のユーザーは参考になることが多いのではないか。
本書の著者である梅津氏も5年来「超」整理手帳のユーザーだ。(P215)
気になるポイントはたくさんがあるが、2つだけあげてみる。
1.すべての仕事でとにかくデコードを1回だけに限る。デコードとは本書では「仕事において、何が求められているか、自分の頭で理解する段階」とある。要するに「考えたけど、やっぱり後回しにする」といことをしないということだ。
これは、意外としていることがある。先延ばししているうちに忘れてしまい、またその資料を一から読むことになる。これは非常に無駄が多いし、ストレスもかかる。
2.仕事を進めながら、ログを記録する。上記とも重なるが、ログ取りをしておくことで、一から考えず、ログとかサマリーができていれば、スムーズに思考や判断ができる。
書名と装丁がもうちょっと気が利いていると?もっと売れる本だと思う。私としては大いに参考になったので、年末までの必読に推薦します。自分なりのログ取りの方法を年末までに考えるとなおいいでしょう。
2007-11-29 21:39
nice!(0)
コメント(4)
トラックバック(0)
いい本でした。☆☆☆
まず、読みやすい!のが最高。
次に、沢山気づきを与えてくれました。
印象に残った本文の一言
『頭脳労働での「8割で止める」というルールは、普遍的といえる。現実世界は諸行無常である。移り変わるゴールには永遠に追いつくことはできない。』ん〜、となりました。
『ゴールを目指して完成度を高めているつもりでも、他人からは単なるこだわり・自己満足に見えている』と割り切っている着眼点がが興味深かったです。ただ、芸術家とか職人だと単純にそう割り切れるかと思ったりします。
by ひろ (2007-12-02 11:35)
よろこんでいただかけてなによりです。
そうですね。この本はよかったので、また後日とりあげてみたいと思います。
by かまやん (2007-12-03 00:40)
上記書籍の著者の梅津です。初めまして。
拙著をお読みいただき、どうもありがとうございました。
著者としては、「実際にログをどう取るか?」についてもう少し踏み込めれば
さらに良かったかという気が(今は)します。が、そのあたりも含めて、今後さ
らに追求していきたいと思います。
なお、本書のサポートページもありますので、よろしければご覧下さい。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。
by 梅津 (2007-12-12 23:19)
梅津先生へ まさか著者ご本人からコメントをいただけるとは恐縮です。私のようなマイナーなサイトがなぜ先生がわかったのか、不思議ですが、後日また取り上げさせていただきます。先生のサイトは当然見せていただいております。非常に参考になり、ありがたく思っております。
by かまやん (2007-12-13 12:47)