プロ相場師の思考術 高田智也著 PHP新書 [上達のヒント]
私の親しい友人にプロの相場師がいる。以前、資金の運用について、彼に相談したとき、じゃこれを読んでほしいとある本のコピーをくれた。その本が何だったのかは忘れたが、彼が非常に厳しい世界に身を置いていることがわかって、イージーに相場の話はできないなあと思ったことを覚えている。
今回の本は立ち読みして、結構響くものがあったので、買う前にその友人に電話をしてみたら、「共感するところが多い」と言われたので、買うことにした。
実際には1時間ほどで読めるぐらいの分量なのだが、ためになることが多かった。いくつか、抜き出してみよう。
・失敗した言い訳は、「才能がなかった」「運が悪かった」であり、「努力が足りなかった」という言葉は、聞いたことがありません。(P57)
・これほどの努力を、人は才という。(P67)
・役に立つとか立たないとか、損か得かで学習しようなんて大間違いです。(中略)これを学習すれば必ず実になるということは、誰も保証はできません。(P72)
・自分で学習して検証を長時間こなせると「頼るけど信用しない」の感じがつかめてきます。(P100)
・手法やテクニックをいくらマスターしても、学習しても、その後やらなければならないことが、山ほどあるのです。(P106)
・素人と玄人の違いは負け方で決まる。(P139)
ほかにもたくさんありますが、このぐらいにしておきましょう。思考術という方法論は書いていません。私にはとても有意義な本でした。
竹内健二です。KENで投稿させていただきます。
さっそく読みました。
徹底した検証、シミュレーション、学習・・・・
普通の会社のほうが、よっぽど博打打ってますね。
怠慢と博打は表裏一体なことがわかりました。
爽やかさを感じた良書でした。
我が会社運営に大いに示唆をいただきました。
かまやん、ありがとう。
by KEN (2007-09-23 13:12)
コメント、ありがとうございます。
もしかすると、この文の相場師にKENさんは
会っているかもしれませんよ。
あの仲間にいますから。ふっふっふっ・・・
共感していただき、私も嬉しいです。
またまたよろしくです。
by かまやん (2007-09-23 22:48)